夏もうでスタンプラリー:御霊水
夏もうでスタンプラリー:御霊水
御霊水
上宮御本殿が鎮座する亀山の麓、菱形池のほとりに三つの霊泉が湧く井戸があります。常に清水が湧き出て絶えることのないことが知られています。
宇佐神宮に伝わる古文書には、豊前国宇佐郡厩峯と菱形池の間に、大変奇異な姿をした鍛冶の翁がいたので、大神比義が三年間断食して精進し、幣帛を捧げて祈ったところ、
三歳の小児の姿となって竹の葉の上に現れ「我はこれ日本の人皇第十六代誉田天皇広幡八幡麿なり。
我が名は、護国霊験威力神通大自在王菩薩なり」とお告げがあり、八幡大神がこの御霊水の辺りに初めてお姿を現したと伝えています。
また、ここを御鍛冶場と呼ぶのは、鍛冶の翁が現れたという伝承や、社僧の神息がこの御霊水で社宝の刀「神息」を鍛えたという事跡によります。